2019年5月19日

Heidegger と「世界ユダヤ組織」妄想 I

Heidegger (the man of relatively short stature in the middle of the 2nd row) on his way to give his first address as Rektor of the University of Freiburg, 27.05.33. 

Heidegger (indicated by a cross), in his capacity as Rektor of the University of Freiburg, at a public demonstration of support for Nazism by German professors on 11.11.33 in Leipzig.

(写真は,いずれも,こちらのページから借用)

東京ラカン塾 精神分析セミネール「フロィト,ハィデガー,ラカン & 一神教」


5月24日の 東京ラカン塾 精神分析セミネール「フロィト,ハィデガー,ラカン & 一神教」は,前回,立ち入ることのできなかった「父による息子殺し」のテーマの意義,および,一神教の本質について補足したあと,Heidegger の Antisemitismus について見て行きたいと思います.

Heidegger の Schwarze Hefte[黒ノート]における antisemitisch な発言は,何を意義しているのか?彼の Antisemitismus と彼の思考の核との関わりは如何?はたして,Heidegger の思考は,その総体において,民族差別的なものとして,退けられるべきであるのか?... この問題に関しては,さまざまな形で問いが措定されています.

ラカン派精神分析家として,わたしは,Heidegger の Antisemitismus を,Weltjudentum[世界ユダヤ組織]の陰謀の妄想に関連づけて,論じてみたいと思っています.

セミネールの日程は,以下のとおりです:

V. 5月24日 : Heidegger の反ユダヤ主義について (I)

VI. 5月31日 : Heidegger の反ユダヤ主義について (II)

VII. 6月07日 : Lacan と精神分析とキリスト教について (I)

VIII. 6月14日 : Lacan と精神分析とキリスト教について (II)

IX. 6月21日 : Lacan と精神分析とキリスト教について (III)

X. 6月28日 : Lacan と精神分析とキリスト教について (IV)

ただし,必要に応じて内容を変更する可能性もあります.

各回とも,開始時刻は 19:30, 終了時刻は 21:00 の予定です.

場所は,各回とも,文京区民センター 内の 2 階 C 会議室です.

いつものとおり,参加費は無料です.事前の申込や登録も必要ありません.

問い合わせは,小笠原晋也 まで:
tel. 090-1650-2207
e-mail : ogswrs@gmail.com

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